「貯金がないけど、同棲をしたい!」
「なにかいい方法はある?」
そんなお悩みはありませんか?
同棲を始めるには、想像以上にお金がかかるもの。
引っ越しの初期費用だけでも50万くらいしますし、できれば家具家電も新しく買いたいところです。
私は同棲して2年目ですが、やはり2人暮らしを始めるタイミングが、一番お金の負担が大きかったなと思います。
ただ、少し工夫すれば、なるべくお金をかけずに同棲することも可能です。
そこで今回は、貯金なしで同棲を始める方法について解説していきます。
結婚前提で親からお祝い金をもらう

結婚を前提に同棲するなら、早めの婚約祝いとして、親からお祝い金をもらい、引っ越し費用にあてるのがオススメです。
実際、私も同棲前に婚約をしており、彼の両親からのお祝い金で、初期費用をまかなうことができました。
また、貯金がないと同棲してから自炊がメインになると思うので、できれば大きめの冷蔵庫が買える費用もあると安心です。
もしお祝い金がダメなら、同棲が始まってから少しずつ返すという約束で、同棲費用を借りるというのも手です。
ただ、「貯金がないのに同棲なんて…」と反対されることもあるかもしれません。
その場合は、親が前向きに考えてくれるまで、根気強く説得しましょう。
もともと持っている家具・家電を使う

どちらかが一人暮らしをしているなら、同棲を始めるときに、家具や家電を新しく買わなくてもOK。
まずは、お互いが持っているものを活用しましょう。
特に電子レンジや炊飯器は長持ちする家電なので、新品を買わなくても十分使えると思います。
自炊をする場合は大きめの冷蔵庫があると便利ですが、小さめでもなんとかなります。
洗濯機の寿命はおよそ6〜7年ですが、そこまで古くないなら、同棲を始めてから使い続けても大丈夫でしょう。
もし、どちらも実家暮らしで家電がないなら、家具・家電付きの物件を探すのも一つの方法です。
敷金礼金ナシの物件を選ぶ

貯金がないカップルが同棲を始めるとき、特に注意したいのが、引っ越しの初期費用です。
初期費用のメインである敷金と礼金は、それぞれ家賃の1〜2ヶ月分が目安になります。
例えば、家賃10万円のところに住むなら、この2つだけで最低20万円ほどかかってしまいます。
そのため、できれば敷金と礼金が無料の物件を探したほうが良いです。
ただし、敷金・礼金なしの物件でも、不動産屋への仲介手数料はかかることが多いので注意しましょう。(家賃0.5ヶ月〜1ヶ月分くらい)
「仲介手数料無料」の物件であれば、初期費用はさらに安くできますが、あまりオススメしません。
人気がない物件だったり、代わりに事務手数料などの別費用が発生するケースもあるからです。
なので、敷金礼金ナシの物件を中心に探しつつ、仲介手数料はかかる前提で家賃1ヶ月分ほどを準備しておくのがベストです。
不動産がヒマな時期に物件を探す

物件を探すときは、不動産がヒマな時期(閑散期)が狙い目です。
おすすめの時期は、
・6〜8月
・10〜11月
の2つ。
この時期は引っ越しする人が少ないので、空室を早く埋めたい大家さんが、家賃を下げてくれる可能性があります。
つまり、家賃交渉がしやすいタイミングなんです。
逆に、新生活に向けて引っ越す人が多い2〜3月は、家賃が高くなりやすい時期。
敷金・礼金なしの物件も見つかりにくいため、あまりおすすめできません。
引っ越し業者を使わずにレンタカーを利用する

引っ越しときは、業者を使わずに、レンタカーを借りて自分たちで運ぶのがおすすめ。
引っ越し業者に頼むと、安くても6万円くらいはかかりますが、軽トラックなどを借りれば5000円ほどで済ませられます。
私も同棲を始めるとき、コンパクトカーを借りて引っ越しましたが、意外と荷物が積めました。
洗濯機は横にすればトランクに入りましたし、冷蔵庫も一人暮らし用の小さめサイズなら問題なく運べました。
ただし、荷物が多い場合は往復が必要になったり、レンタカーの返却時間に追われてバタバタすることもあります。
もし実家の車を借りられるなら、費用が抑えられて時間も気にしなくていいので、さらにラクですよ。
【注意】銀行のローンはオススメしない

「貯金がないなら、銀行ローンを利用して同棲を始めよう!」
などと提案するサイトもありますが、やめた方が良いです。
「フリーローンなら低金利で借りられますよ」といった甘い言葉で宣伝をしてきますが、結局は借金なんですよね。
実際に返済が始まると、かなり生活を切り詰めることになります。
例えば、20代で月収20万円の人が、同棲の初期費用(約50万円)をフリーローンで借りた場合。
毎月の返済額はおよそ4万円※です。
※参考:りそな銀行フリーローン(無担保型)借入診断&返済額シミュレーションより。
返済期間1年、金利1.7%とした場合の返済額シミュレーションは毎月の返済額「42,051円」
手取りが16万円とすると、家賃10万円を2人で折半して5万円が引かれ、ここにさらに返済額の4万円かかりますよね。
すると残りは、わずか7万円です。
そこから、食費や日用品代もかかるはずなので、ほとんど手元にお金が残りません。
友達との飲み会やデートも、我慢しなければならないでしょう。
そうなると、金銭的にも精神的にも余裕がなくなり、せっかくの同棲生活がストレスの原因になってしまいます。
なので、どうしてもそれ以外に方法がない!という場合以外は、同棲のためにローンを組むのは避けるべきです。
まとめ:貯金なしでも工夫して同棲を始めよう!
貯金がなくても、「同棲したい」という前向きな気持ちがあるのは、素敵なことです。
今回紹介した方法をうまく取り入れて、ムリのない形で同棲生活を始めてみてくださいね。
同棲の物件探しのコツはこちらの記事で紹介しています↓