「同棲をしたいけど、物件探しはいつから始めればいいんだろう?」
そんなお悩みはありませんか?
まず結論ですが、同棲開始予定日の「1ヶ月前」から物件探しをスタートさせるのがおすすめ。
同棲して2年になる私の経験からすると、これが早すぎず遅すぎず、ベストな時期だと思います。
今回は、同棲の物件探しの流れや、物件探しにおすすめの時期を解説していきます。
【前提】同棲する物件をいきなり探すのはNG!

同棲を始めるとき、いきなり部屋探しをするのはNG。
まずは、お互い「どんな部屋に住みたいか?」という認識を合わせておく必要があります。
例えば、自分は「とにかく家賃の安さが重要。部屋は狭くてもOK」と思っていても、相手は「多少お金がかかっても、広い部屋がいい」というタイプかもしれません。
また、自分は都心に住みたいのに、相手は自然が多い郊外のエリアを希望することもあります。
それを確認しないまま物件を探し始めてしまうと、希望が食い違って確実にケンカになります。
すると、不動産屋からも「このカップルは全然契約してくれないな…」と判断されてしまい、後回しにされる可能性もあります。
そのため、同棲の2ヶ月前くらいから
「家賃はいくら出せる?」
「場所は、できれば職場の近くがいいな」
など、じっくりお互いの希望条件を洗い出し、住みたい部屋のイメージを話し合っておくことが大事です。
そして、だいたい1ヶ月くらい話し合って意見が固まってきたころに不動産屋に行けば、内見〜契約までスムーズに進むはずですよ。
同棲の物件探しの流れ(2ヶ月前〜入居までのスケジュール)

それでは、実際に同棲の物件探し〜入居までの流れを紹介していきます。
同棲2ヶ月前:住みたいエリアや家賃を決める
まずは、2人が住みたい部屋の条件を決めておきましょう。
特に、以下のポイントについて話し合っておくのがおすすめです。
- どのエリアに住みたい?
- 職場(学校)までの通勤・通学時間はどれくらいが理想?
- 家賃はいくらまでなら出せる?
- 駅から徒歩何分くらいまでならOK?
- 築年数はどのくらいまで気になる?
- 絶対に譲れない条件は?逆に妥協できるところは?
ここをできるだけ細かく決めておくと、その後の物件探しがラクになりますよ!
同棲1.5ヶ月〜1ヶ月前:不動産屋に行き部屋探し&内見

2人の住みたい部屋の条件が決まったら、いよいよ不動産屋で部屋探しを始めましょう。
内見する際は、できれば1日に2件以上は回るのがおすすめです。
複数の物件を比較することで、自分たちに合う部屋をグッと見つけやすくなります。
良い物件を見逃さないよう、時間があるときはSUUMOやHOMESなどの賃貸サイトもこまめにチェックすると良いですよ。
気になる物件を見つけたら、他の人に取られないよう、早めに問い合わせるようにしましょう。
同棲4〜3週間前:申し込み→契約
内見して気に入った物件が見つかったら、早めに申し込みをしましょう。
その後、審査を経て契約となります。
ただし、同棲カップルは「別れるリスクがある」という理由で、審査に落ちてしまうケースもあります。
賃貸の審査に通るコツは、以下の記事で詳しく紹介しているので、必ずチェックしておいてくださいね。

同棲2週間前:引っ越し業者を決める

物件の契約が済んだら、次は引っ越し業者を決めましょう。
ギリギリに申し込むと予約で埋まっていることもあるので、同棲開始日の2週間前までには予約しておくのがベスト。
「引っ越し侍」などの一括見積もりサイトを使えば、簡単に安い業者を探せるのでおすすめです。
「引っ越し費用ってどのくらいかかるの?」と気になる方は、以下の記事で解説しているので、あわせて見てみてください。

同棲1週間前〜当日:部屋の引き渡し、入居
一人暮らしの場合は、旧居の引き渡しをした後、いよいよ新居に入居です。
不動産屋や大家さんから鍵を受け取り、入居しましょう。
ただし、朝早い時間に引っ越しを予定している場合、鍵の受け取りが間に合わないことがあります。
そのため、事前に「鍵を受け取れる時間」と「引っ越しの時間帯」を確認しておくと安心です。
また、ガス・水道・電気の開通手続きも早めに行いましょう。
物件を探す時期は「1月」がおすすめ!

同棲の物件を探すタイミングは、とても重要です。
例えば、新生活シーズンの4月や人事異動が多い9月前後は、物件がすぐに埋まってしまいます。
かといって、引っ越しする人が少ない時期だと、そもそも空き物件が少ないので、選べる物件が限られてしまうんですよね。
私が同棲して2回引っ越した経験から言うと、「1月」が狙い目です。
実は、1月は3月〜4月の卒業や新生活に向けて、ポツポツと空室が出るタイミングなので、良い物件が見つかりやすいんです。
さらに、年末年始でゆっくりしている人が多いので、ライバルも少ないのもポイント。
これが2〜3月くらいになると、4月の新生活に向けて、早く引っ越したいという人がググッと増えます。
なので、内見をせずに物件を決める人も多くて、すぐに埋まってしまいやすいんです。
そのため、できれば1月のうちに物件を決めておくのが安心ですよ。
とはいえ、なかなかピンポイントで1月に探すというのは、難しい場合もあると思います。
そこで次は、実際の経験をもとに「物件を探す時期ごとのメリット・デメリット」を紹介していきますね。
物件を探す時期ごとのメリット・デメリット

1〜12月までのそれぞれの時期に物件探しをする際の、メリット・デメリットを解説します。
1月(おすすめ!)
物件が増えてくる時期で、ライバルが少なめ。ただ、2〜3月に比べると、物件の数は少ない(それでも全然物件はある)
2〜3月
新生活で引っ越しする人が多いシーズンなので、1年のうち物件の数が一番多い。
ただし、物件を探す人も多いので、部屋がすぐに埋まりやすい。(内見できないケースも多い)
たくさんの物件から選びたいという場合や、他の人に取られる前に即決できるならアリ。
4月
引っ越しが落ち着く人が増えてくるので、わりと探しやすい。
まだ物件の数もそこそこ残っているので、この時期に探すのも狙い目。
隠れた良い物件が見つかるかも。
5〜7月
物件が少なめ。ただ、内見もしやすいので、ゆっくり物件探しするにはおすすめ!
8月〜9月
人事異動の引っ越しが増えるので、物件が多くなってくる。
2〜3月ほどではないが、そこそこ物件も多い。わりと内見もしやすい。
10月〜12月
物件は少ないが、部屋がすぐに埋まることも少ない。
そのため、色々な物件を見比べやすい。
同棲の物件探しをする際の注意点

同棲の物件を探す上で、いくつか注意点もあります。
以下で紹介していきます。
物件を探す時期が早すぎると後回しにされやすい
同棲するまでに時間がある場合、あまり早くから不動産屋に行くのはおすすめできません。
特に、同棲開始まで2ヶ月以上ある場合は注意が必要です。
その理由は、不動産屋の立場になって考えると分かりやすいです。
不動産屋は、契約が決まって初めて仲介手数料というお金が入ります。
つまり、できるだけ「すぐに契約してくれるお客さん」を優先したいんですよね。
そのため、入居が2〜3ヶ月以上先のお客さんは、「すぐ契約しない=売上につながらない」と判断され、後回しにされやすいです。
なので、不動産屋に行くのは同棲の1.5ヶ月〜1ヶ月前にしておくのがベスト。
それまでは、SUUMOやHOMESなどの賃貸サイトで「どんな物件があるのか」を軽くチェックするくらいでOKです。
物件を探し始めたら早めに申し込む
同棲の物件探しを始めたら、できるだけ早めに申し込むことが大切です。
物件に迷ってダラダラ決めずにいると、不動産屋に「このカップルは本気じゃないな」と思われて、対応が雑になる可能性があります。
物件は基本的に早い者勝ちなので、内見して「ここ良い!」と思えたら、その場で申し込むくらいのスピード感を持つのがおすすめです。
まとめ:同棲の物件は1ヶ月前から探そう!
同棲の物件探しは、お互いに住みたい部屋の認識のすり合わせも含めて、2ヶ月前から探すのがおすすめ。
同棲2ヶ月前からの流れは以下の通りです。
- 同棲2ヶ月前:住みたいエリアや家賃を決める
- 同棲1.5ヶ月〜1ヶ月前:不動産屋に行き部屋探し&内見
- 同棲4〜3週間前:申し込み→契約
- 同棲2週間前:引っ越し業者を決める
- 同棲1週間前〜当日:部屋の引き渡し、入居
